2007-06-25 ArtNo.39662
◆Volvo、トラック/バス製造能力を2倍に拡張計画
【バンガロール】スウェーデンのトラック・メジャーの完全出資子会社Volvo India Private Ltd(VIPL)は当地におけるトラック及びバスの年産能力を2倍の2500台に拡大し、インド国内と海外の需要増に応じる計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが6月23日伝えたところによると、VIPLのEric Leblanc重役(MD)は22日催されたVPR &Coに対する200台目のダンプカーFM 400の引き渡し式の席上、以上の消息を語った。
それによると同社はトラック/バスの需要が今年10~15%成長すると予想したが、実際の伸びはこれを上回っている。昨年同社はトラック650台とバス200台を販売した。地元の土木建設会社VPR &Coは最大の得意先。VIPLはこれまでに200台のトラックを同社に引き渡したが、VPR &Coは別に100台の発注を準備している。
VIPLはまたインドネシア、ミャンマー、アルジェリア、さらには中国等の新市場の開拓を通じ、トラックの輸出台数を現在の年間300台ほどから1000台に拡大することを目指している。
親会社が最近買収したIngersoll Rand道路工事機器部門のインドにおける売上げは4000万米ドルで、50%のシェアを握っている。一方、Volvoの建機販売は1億米ドルにのぼる。
インドにおけるコンポーネントのソーシングも昨年の7500万米ドルから今年は9000万米ドルに拡大する見通しだ。
VIPLはAzad Group傘下の車体メーカー、Jaico Automobilesと合弁で2007年末までにバス完成品の製造を開始する。VIPLが70%出資する同合弁会社は年間1000台のバスを生産、内半ばをインドネシア、ミャンマー、ベトナム等の海外市場に輸出すると言う。
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