2007-06-25 ArtNo.39661
◆Jaiprakash、Malvika Steel買い取りに名乗り
【ムンバイ】債権金融機関は、ウッタルプラデシュ州Amethiにおける3000クロー(US$7.32億)の鉄鋼プロジェクトの引き取り手を終に見出したようだ。Malvika Steel(MS)は1998年に、着工後僅か10ヶ月で工事がストップし、今日に至っている。
ビジネス・スタンダードが6月23日報じたところによると、債権回復裁判所(DRT:debt recovery tribunal)は当時、プロモーターを務めるVinay Rai氏にMSの経営権をIndustrial Finance Corporation of India (IFCI)に率いられる債権金融機関に譲り渡し、1200クロー(US$2.93億)の債務を弁済するよう命じた。
Jaiprakash IndustriesのManoj Gaur重役(MD)は、MSの買い取りを申し出た事実を認めた。Jaiprakashの買い取りオファー価格は明らかでなく、別に応札者が存在するか否かも不明。これ以前にはSteel Authority of India Ltd(SAIL)が買い取りに関心を表明したが、コンサルタントを務めるMetallurgical & Engineering Consultants(MECON)はMSの全資産買収は良策でないとのアドバイスを行ったとされる。
Gaur氏によると、鉄鋼業への進出は、セメント/発電/不動産等のグループの既存ビジネスマッチしている。Jaiprakashはほとんど全ての中核ビジネスに参入しているが、鉄鋼ビジネスはまだ手掛けていないと言う。
MSは当初740エーカーの土地に年産80万トンの海綿鉄工場と年産120万トンの鉄ペレット製造施設を設けることを計画したが、その後インフラ開発や建設現場で使用される条鋼製品を年間63万5000トン製造する総合的鉄鋼プラントに転換した。
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