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2007-06-22 ArtNo.39650
◆ONGC/GSPCの新ガス田埋蔵量予測は誇大:DGH
【ムンバイ】炭化水素総局(DGH:Directorate General of Hydrocarbons)は、Gujarat State Petroleum Corporation(GSPC)とOil and Natural Gas Corporation (ONGC)が提出した新ガス田の予想埋蔵量は誇大とし、何れも10分の1以下に下方修正した。この結果、両社の将来の事業計画の土台が崩壊したばかりでなく、2010年までに純ガス輸出国になることを目指すインドの願望も水泡に帰した。
エコノミック・タイムズが6月21日伝えたところによると、DGHは、「ONGCがKrishna-Godavari(KG)海盆UD-1ブロックで発見した新ガス田の埋蔵量は2兆900億立方フィートと見積もられ、ONGCが見積もった20兆立方フィートを遙かに下回る」とし、同様に「GSPCがKG海盆KG-OSN-2001/3ブロックで発見したガス田の埋蔵量も1兆8000億立方フィートに過ぎず、GSPCの見積もり20兆立方フィートは誇大」と判定した。
ONGCは上記ガス田の発見によりインドの主要な石油ガス探査会社としての名声挽回を図り、GSPCは新ガス田の発見を梃子に国際パートナーと提携、世界の指導的プレーヤーになることを目指していたが、DGHの報告書は両社のこうした目論見をつかの間の夢に終わらせた。
匿名を希望するDGH筋は、同局が石油天然ガス省に提出した上記の報告に触れて「ONGCもGSPCも、新ガス田の具体的開発計画の前提になる正確な埋蔵量の評価作業を何ら実行していない」と指摘した。DGHのVK Sibal総監やONGC及びGSPHオフィシャルのコメントは伝えられていない。
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