2007-06-22 ArtNo.39647
◆Visa Steel、オリッサ第1期製鋼計画にUS$4.4億投資
【コルカタ】Visa Steel Ltd(VSL)は、オリッサ州Kalinganagarにおける総合鉄鋼プロジェクト第1期分に年産50万トンの鋼線(wire rod)製造施設を追加、またキャプティブ発電施設のキャパシティーも50MW(メガワット)から75MWに拡張する。このため同社は第1期計画の投資額も1400クロー(US$3.41億)から1800クロー(US$4.39億)に上方修正した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月20日伝えたところによると、VSLのVishambhar Saran会長は18日記者会見し、以上の消息を語った。それによるとプロジェクト全体の投資額は4500クロー(US$10.98億)で、年産150万トンの製鋼施設、年産5万トンのクロム鉄プラント、年産30万トンの海綿鉄製造施設、75MWの発電施設、年産50万トンの特殊鋼製造施設等が設けられる。負債/自己資本比率は65:35。第1期分は2008年に完成する。
VSLはチャッティスガル州とジャールカンド州にも鉄鋼プラントを設ける計画で、両州政府とそれぞれ既に覚書を交換している。
中国と欧州方面からの合弁提案にも関心を寄せ、企業買収の機会も探っているが、具体的協定等はまだ結んでいない。また他社と合弁する際に、VSLの持ち分を引き下げる考えはなく、別会社を設ける。
VSLの2007年3月期年商は前年の387.46クローから537.93クロー(US$1.31億)に、税引前利益は20クローから34.31クロー(US$837万)に、税引利益は12.48クローから20.52クロー(US$500万)に、それぞれ拡大した。今会計年度の売上げはコークスとクロム鉄事業が牽引する見通しと言う。
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