2007-06-20 ArtNo.39631
◆自動車販売の低迷、部品業界に波及、部品業者の海外進出も
【ムンバイ/ニューデリー】自動車販売減速の影響はコンポーネント業界にも波及しており、主要自動車部品メーカー筋は過去数ヶ月間に自動車メーカーの需要が5~10%落ち込んだと述べている。
ビジネス・スタンダードが6月17日報じたところによると、自動車販売に減速傾向が生じ、5月には二輪車販売が昨年同月比9.8%、乗用車両(passenger vehicle)販売が同3%、商用車販売が同1.06%下降した。一部のコンポーネント・メーカーは状況が改善しなければ、生産を削減せざるを得ないと述べている。
一方、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが18日伝えたところによると、Bajaj Auto Ltd (BAL)、TVS Motors、Tata Motors等の地元自動車メーカーが海外進出を図る中、地元自動車部品メーカーにも海外進出の動きが生じている。
BALは既にキー・サプライヤーと同問題を協議しており、TMLは今年末もしくは来年初までに主要サプライヤー30~35社をタイに誘致する方針だ。
自動車部品製造業者協会(ACMA:Automotive Component Manufacturers' Association)のVishnu Mathur会頭によると、スズキやHyundaiがインドに進出した際には、日本や韓国のコンポーネント・メーカーを帯同して来たが、今やインドのコンポーネント・メーカーが海外に進出する潮流が生じていると言う。
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