【ニューデリー】就業機会の増加と労働者の志望の高まりを背景に企業の人員損耗率は20%を超え、中でもサービス業界の損耗率が最も高く、また安定期に入った企業よりも、成長期の企業の損耗率が高くなっている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインは6月16日、インド商工会議所協会(Assocham: Associated Chambers of Commerce and Industry of India)の調査結果を引用し、以上のように報じた。Assochamが企業や組織160社の人事担当者を対象に調査したところ、転職の理由としては『即座に手にすることができる給与パッケージ』が全体の61%を占めトップ、『成長の潜在性』も重要な要因と指摘された。男女別では、女性スタッフの定着率が男性より高く、転職する男性10に対して女性の転職者は2のとなっている。
大部分の人事担当者は、10~12%の損耗率は健全と見ており、人事担当者の81%が人員損耗に伴う知的財産の流出が最大問題と指摘した。