2007-06-18 ArtNo.39621
◆L&T/Dubal、オリッサ州アルミナ事業を3倍に拡張
【ブーバネスワル】Larsen &Tubro (L&T)とDubai Aluminium Co(Dubal)はオリッサ州におけるアルミナ製錬プロジェクトの年産能力を当初計画の100万トンから300万トンに拡張する。
インディアン・エクスプレスが6月13日伝えたところによると、関係提案は既に州政府に提出されている。オリッサ州Kalahandi/Rayagada両県に跨るSijumali-Kuturmaliボーキサイト鉱山の鉱業権を有するL&Tは、ドゥバイ拠点のDubalと合弁会社を設立し同プロジェクトを進める。
当初の計画では1万6026クロー(US$39.09億)を投じ年産100万トンのアルミナ製錬施設を設けるはずだったが、キャパシティーの拡張に伴い投資額も2万クロー(US$48.78億)前後に拡大する。プロジェクトにはこの他、年産75万トンのアルミニウム製錬施設、600MW(メガワット)と1200MWの発電施設、Gunpur-Therubali間76キロの鉄道敷設が含まれる。
オリッサ州のNaveen Patnaik首席大臣を長とするプロジェクト認可委員会(project clearance authority)の承認を待って以上の拡張計画は実行に移される。
L&Tは1992-93年に当該鉱業権を取得したが、パートナーの選考が難航し、オリッサ州政府から鉱業権取消通告も受けた。また州政府は生産したアルミナの25%を州内で加工するよう求めており、このことも計画の離陸を遅らせる原因になった。しかし今回の拡張により、州内における加工条件も満たされたことから、州政府の認可を得られる見通しと言う。
|