SEAnews 2007-06-15 ArtNo.39610

【ニューデリー】インドの2006－07年のクライアントＰＣ(ﾃﾞｽｸﾄｯﾌﾟ+ﾉｰﾄﾌﾞｯｸ)出荷台数は前年比20％増加、2007年3月末時点の設置台数は2200万台と、2003年の950万台から2倍以上に増加、国民50人に1台の普及率になった。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月13／15日、市場調査会社IDCの2007－08年第1四半期調査レポート『India Quarterly PC Tracker』を引用し報じたところによると、クライアントＰＣの設置台数は2003年以来年率32.3％の成長を遂げている。
ノートブックPCの出荷台数は2006－07年に85.6％増加、ユニット当たりの平均販売価格は12.2％下降した。
デスクトップPCの出荷台数は11％増加、1ユニット当たりの平均販売価格は3.6％上昇した。
2007年3月期四半期のクライアントＰＣ市場は、前年同期に比べ15.9％成長した。デスクトップPCの出荷台数は同期間に6.3％、ノートブックPCのそれは73.1％、それぞれ増加した。
2006－07年のベンダー別クライアントＰＣ市場シェアはHewlett Packard (HP)が21.2％でトップ、以下HCL13.5％、Lenovo9.5％と続く。商用デスクトップ市場シェアはＨＣＬがトップ、以下ＨＰ、Lenovoの順。消費者用デスクトップＰＣ市場シェアは1位ＨＰ、2位HCL、3位Zenith。クライアントPC市場全体の20％を占めるノートブックPC市場シェアについては、HPが39.6％でトップ、以下Lenovo17.6％、東芝、Dellの順。東芝はDellを追い越し3位に浮上した。しかし2007年1－3月期に限ってHCLが3位につけた。