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2007-06-13 ArtNo.39598
◆東芝、インド市場開拓に自信
【ムンバイ】東芝は、急成長するインド市場への進出で、韓国のライバル、Samsung(三星)やLG、あるいは中国のHaier(海爾)に後れを取ったが、インドの国民所得は増大し、近代的な小売業者も誕生しつつあることから、短期間に大きな市場シェアを獲得し、急速な成長遂げることができるものと見ている。
エコノミック・タイムズが6月7日伝えたところによると、東芝家電部門のフジマキ・ヨシヒロ主任はこのほど催された冷蔵庫プレミアム・モデルの発表会の席上、以上の見通しを語った。それによると東芝は中国とタイからテレビ、パーソナル・コンピュータ、デジタル製品等を輸入しインドで販売している。インドとタイは自由貿易協定を結んでいるためタイからの輸入品は競争力を備えている。
東芝が完全出資するToshiba Indiaの2008年3月期年商は1億米ドルの大台に乗る見通しで、向こう数年年率15%の成長が見込まれる。
ちなみに2010年までに55億米ドルの売上げ達成を目指すサムスンは、フラット・パネル・テレビジョン市場の50%のシェア獲得を目指しており、インド国内に2工場を設け、携帯電話、冷蔵庫、洗濯機等も製造している。
東芝家電部門のニッタ・マサユキ氏(GM)によれば、インド市場の成長の潜在性は、中国の成長の軌跡から窺い知ることができる。中国に3工場を有する東芝は、今は製造拠点を設けていないにしろ、インドを極めて重要な市場と見ていると言う。
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