2007-06-06 ArtNo.39564
◆仏電子システム会社Thales、ソフト開発センター拡張
【チェンナイ】フランス拠点の国防/航空宇宙/セキュリティー業界向け電子システム・サプライヤー、Thales Internationalはタミールナド州Chennaiに設けたキャプティブ・ソフトウェア開発センター“Thales Software India(TSI)”を積極的に拡張する計画だ。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが6月4/5日伝えたところによると、9ヶ月前にスタッフ83人体制で設立されたチェンナイ・センターは、2008年末までに300人、2010年までに1000人に増員、グループ全体のために各種ソフトウェアを開発する研究開発センターに変身しようとしている。
ThalesグループのReynald Seznec上級副社長(操業担当)は、「これまでに100万ユーロを投じたチェンナイ・センターのスタッフは目下100人で、グループの世界ビジネスのために先端技術製品の開発を手掛けているが、今後ともインド人チームに依存することになる」と語った。
Thalesはまた、インド国内の需要に応じる航空電子工学製造センターを設けることも計画している。
世界50カ国に業務を展開、7万人を雇用するThalesグループの2006年の年商は103億ユーロを記録した。同グループは1953年にインドに進出、インド国軍を主要顧客としている。昨年は海軍に潜水艦Scorpene6隻を納入する契約を獲得、関係技術の移転契約も結んだ。昨年のインド売上げは3億ユーロをマークした。
TSIのFrancois Dupont取締役によると、今年2月にはチェンナイ拠点のRudradev AviationからAirbus 320/A330-200及びBoeing 737-700/777-300ERのシミュレーション訓練機器の環境設定契約を6000万米ドルで受注したと言う。
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