SEAnews 2007-06-06 ArtNo.39558

【ムンバイ】政府の肥料補助が5万クロー(US$121.95億)増加したにも関わらず、肥料局(Department of Fertilisers)は第11次五カ年計画期間に年産能力を700万トン拡大するため、さらに1万8000クロー(US$43.90億)を投資するよう提案した。
インディアン・エクスプレスが6月5日伝えたところによると、西ベンガル州Durgapur／ビハール州Barauni／オリッサ州Talcher／アンドラプラデシュ州Ramagundam／ウッタルプラデシュ州Gorakhpurにおける公共民間協力(PPP:public-private partnership)方式による尿素プラントの再建に1万5000クロー(US$36.59億)が投じられる。これらRashtriya Chemicals & Fertilisers (RCF)／National Fertilisers Ltd (NFC)／Krishak Bharti Cooperative (Kribhco)の各プラントのキャパシティーは100万トンに拡張され、毎秒150万立方メートルのガス供給が必要とされる。
この他に民間部門の小規模既存プラントのデボトルネキングを通じて200万トンのキャパシティーが追加される。その費用は2000～3000クロー(US$4.88億-7.32億)と見積もられる。
経済問題閣僚委員会(CCEA:Cabinet Committee on Economic Affairs)は、操業停止中もしくは赤字経営の肥料工場の再建案を認めており、Durgapur／Barauni／Talcher／Ramagundam／Gorakhpurには各3000クロー(US$7.32億)の新プラントも増設される。
第10次五カ年計画肥料問題作業グループの報告によると、第11次五カ年計画末までに尿素需要は2810万トン、燐酸二アンモニウム(DAP:diammonium phosphate)需要は1210万トンに拡大、2006－07年末の尿素需要は2421万4000トンと見積もられると言う。