2007-06-04 ArtNo.39554
◆Tata Chemicals、バイオ燃料製造、生鮮食品流通も
【ムンバイ】国内最大のソーダ灰及び食塩メーカー、Tata Chemicals Ltd(TCL)は、バイオ燃料の製造及び果実と野菜の流通ビジネスに進出、事業の多角化を図る。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月30/31日伝えたところによると、TCLのHomi Khusrokhan重役(MD)とR. Mukundan重役(COO)は30日記者会見し、以上の計画を語った。それによると40~50クロー(US$976万-1220万)を投じマハラシュトラ州に同社としては初の日産30キロ・リッターのバイオ・エタノール製造施設を設ける。試験施設にしては大きく、商業施設にしては小さい同プラントには、当面既存技術が用いられるが、マハラシュトラ州Puneの研究開発(R&D)部門が新技術の開発に取り組んでおり、追って最新技術にアップグレードする。
研究開発部門はバイオ・ディーゼル、バイオ・エタノール、ナノ・テクノロジーに照準を合わせる。R&Dスタッフは現在の約20人から2年内に150人、長期的に500人に増員する。
今年1月にアイルランド企業Total Produce Plcと生鮮果実・野菜の流通施設を設ける合弁会社を設立したTCLは、この方面の業務も拡張する。Tata Kisan Sansars (TKSs)が保持する600店の流通網が農産品の調達と一次加工処理の接続点を務める他、TCLは12ヶ月以内にパンジャブ州Ludhianaと西ベンガル州Kolkataに最初の2つの流通センターを設ける。今年はこの方面の事業に40クロー(US$976万)を投資すると言う。
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