2007-06-04 ArtNo.39553
◆Haldia Petrochemicals、エチレン製造能力を拡張
【ムンバイ】Haldia Petrochemicals Ltd(HPL)は800クロー(US$1.95億)を投じ、エチレンの年産能力を現在の52万3000トンから67万トンに拡大する。
エコノミック・タイムズが5月30日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)が30日催した会議の席上、HPLのSwapan Kumar Bhowmik重役(MD)は以上の方針を明らかにした。それによると、ポリマー年産能力を2008年4月までに30%拡張する。拡張費用は内部資金で賄う。同氏はHPLが3つの異なるプロジェクトを手掛けていると語ったが、詳細は明らかにしなかった。
同氏によると、世界のエチレン製造能力は2005年の1億1600万トンから2010年には1億5700万トンに拡大する見通しだ。この内、アジアのシェアは、石油化学業界の製造拠点が欧州からアジアにシフトするのに伴い、2005年の39%から2010年の52%に拡大する。
しかし石油化学産業のマージンは2008年末に下降に転じ、その後3年間下降局面が持続するものと見られる。ポリマー価格は現在がピークで、アジアの新施設が稼働するのに伴い下降し、マージンも縮小すると言う。
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