2007-06-04 ArtNo.39549
◆Hindalco-Almex、アルミ合金製大型ビレット製造
【プネー】地元アルミ大手Hindustan Aluminium Company Ltd(Hindalco)と米国企業Almex Incの合弁に成るHindalco-Almex Aerospace(HAA)は、マハラシュトラ州Aurangabad近郊Shendraのアルミニウム特別経済区(SEZ)で強化アルミ合金製の大型ビレットを製造する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月31日伝えたところによると、20エーカーの用地に155クロー(US$3780万)を投じ、2段階に分けて工場を建設、当初年間2万3000トンの製造能力を備える。年産能力はその後4万6000トンに拡大される。第1期分は2008年3月に稼働する。Aditya Birlaグループの旗艦HindalcoはHAAに70%、カリフォルニア州ロスアンゼルス拠点のAlmexは30%、それぞれ出資、Almexが必要な技術も供与する。
Hindalcoは銅亜鉛合金製の同様のビレットを既に製造しているが、直径42"の大型ビレットの製造は今回初めてのこと。
Airbus IndustrieとBoeingの2級(tier-II)納入業者が主要な顧客で、製品の90%は輸出される。国内顧客は目下のところVikram Sarabhai Space Centreに限られているが、国内航空産業の成長に伴い国内需要も拡大するものと見られる。操業初年度の売上げは450~500クロー(US$1.1億-1.22億)と見積もられると言う。
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