SEAnews 2007-06-04 ArtNo.39545

【ニューデリー】インドの2007年4月の輸出は105億7000万米ドル／4万4572.18クローと、前年同月(85億9000万米ドル)に比べ米ドル建てで23.06％、ルピー建てで15.39％、それぞれ増加した。しかし2007年3月の輸出額125億8000万米ドルを下回った(括弧内は前年同月の数字、以下同様)。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが6月2日報じたところによると、4月の輸入は前年同月(125億3000万米ドル)に比べ米ドル建てで40.69％増の176億3000万米ドル、ルピー建てでは31.93％の増加を見た。非石油製品輸入が米ドル建てで54.29％増の132億1000万米ドル(85億6000万米ドル)、石油輸入が同11.4％増の44億2000万米ドル(39億7000万米ドル)を記録した。この結果4月の貿易赤字は前年同月の39億4000万米ドルから70億6000万米ドルに79.18％の急増を見た。
政府はルピーの対米ドル相場が12.7％アップしたことに伴う小規模輸出業者の困難克服を支援する諸施策を検討しており、こうした措置により2007－08年通年の1600億米ドルの輸出目標も達成できると見ている。非石油製品輸入の加速は国内経済活動の活発化、生産能力の増強を反映しており、最近の一連の関税引き下げ措置も関係していると言う。