SEAnews 2007-06-01 ArtNo.39535

【ニューデリー】韓国の電子メーカー、SamsungとLGはインド消費者の嗜好の変化をいち早く掴み液晶表示(LCD)市場における支配的地位を築いた。市場調査会社ORGは、2007年1－3月の間に両社がインドLCD市場の65％のシェアを占めたと報告している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが5月30日、ORGの最新レポートを引用し報じたところによると、2007年1－3月期のLCD市場シェア・トップはSamsungの36％。2位はLGの30％で、Sonyが14％で3位につけた。
インドのLCD市場は2006－07年に15万ユニットをマーク、今年は40万ユニットに達するものと予想されている。
LGのAmitabh Tiwari消費者用電子製品ビジネス主任は「2007年12月までにSamsungに取って代わり、LCD市場のトップに立つ」と抱負を語ったが、Samsung IndiaのR Zutshi重役(MD補)は「マルチブランド・ショップにおけるユニークなLCD陳列方式と専門店チェーンの拡張に加え、無利子ローンの提供やその他の販促スキームも採用しており、Samsungの技術力に対する信頼も益々高まっている」と自信を表明した。今後両社の競争が過熱すれば、LCD市場の成長も一層加速するものと見られる。
消費者用電子製品テレビジョン製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and Television Manufacturers Association)のSuresh Khanna書記によると、主要プレーヤーは何れも100％以上の成長を遂げており、LCD市場は今年は40万ユニットに達するものと見られる。外国プレーヤーばかりでなく、地元プレーヤーもかなりのシェアを占める見通しと言う。