2007-05-28 ArtNo.39513
◆Royal Enfield、新エンジン/新モデル開発、輸出に注力
【ムンバイ】Eicherグループ傘下の二輪車メーカー、Royal Enfield Ltd(REL)は40クロー(US$976万)を投じ、新エンジンと輸出市場向け2モデルの開発に取り組んでおり、英国で催される次期Birmingham Motor Showに出展する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月24日伝えたところによると、RELのR.L. Ravichandran重役(MD)はこのほど同紙に以上の消息を語った。UCE(unit construction engine)と言うコードネームが付けられた新エンジンは、電子燃料噴射システム付きエンジンとギアボックスが一体化した同社初の製品で、エンジン・パーツの摩擦や摩耗が抑制され、エンジン効率がアップする。キャパシティーは350ccと500ccの2種類で、ドイツ/英国/スイス/米国/オーストラリア等で採用されているEuro III排ガス規準も満たしたものになる。
エンジンのメイン構造は社内で開発、NVH (Noise, Vibration and Harshness)や内部燃焼検査は欧州/日本のコンサルタントが引き受ける。NVHテストはイタリアの二輪車専門家が、エンジンとトランスミッションの信頼性検査は日本のコンサルタントが、それぞれ担当する。
新エンジンとレジャー・クルーザー・バイクの新デザインは、イングランドで開催されるBirmingham Motor Showで同時に発表される。バイクのデザインは英国の独立系デザイン・スタジオと共同で目下進めている。
現在RELはClassicとElectraの2モデルを海外市場に投入しているが、Classicに目下開発中のデザインを用いたフェイスリフトを施す一方、後者の販売は停止する。
新エンジンと新モデルの投入により、輸出比率を現在の10%から2010年までに25%に引き上げる。
国内販売に関しては、350ccのUCEエンジンを搭載したThunderbirdを投入する計画だ。しかし従来のエンジンを搭載したThunderbirdも引き続き販売する。従来のエンジンを搭載した製品の販売を継続するか停止するかは、市場の反応にかかっている。昨年の国内販売台数は3万台だったが、2008-09年までに5万台に拡大することを目指す。
現在、アンドラプラデシュ州Hyderabad/ウッタルプラデシュ州Lucknow/マハラシュトラ州Mumbai等に専属のディラー7店を展開しているが、今年末までにケララ州Kochi/タミールナド州Coimbatore/マハラシュトラ州Navi Mumbaiに新たに3店を追加する。同社はこれらの外に全国に100店弱の独自のディーラー網を設けていると言う。
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