SEAnews 2007-05-28 ArtNo.39507

【ムンバイ】インドの風力発電機メーカー、Suzlon Energy Ltd(SEL)は24日、5ヶ月に及んだ入札競争後、13億5000万ユーロ(US$17.84億)でドイツの風力発電会社REpowerを落札した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが5月26日報じたところによると、最後まで競り合ったフランスの原子力大手Arevaがこの日タオルを投じたことから、勝負がついた。Arevaは入札額を当初の1株105ユーロから140ユーロまで引き上げたが、それ以上引き上げることは見合わせた。Arevaは引き続き約30.17％の持ち分を保持し、1年後に市価で同持ち分をSELに売却するオプションを認められる。
SELの落札価格は1株150ユーロ。SELは既に1億ユーロを投じ公開市場で7.7％のREpower株を取得しており、今後1株150ユーロでさらに10～15％を買い足し、直接REpowerの23％ほどの権益を掌握するものと見られる。
SELはまた、今回の競争入札のパートナーを務めたポルトガルの建築業者Mota Engilが保持するREpowerの23.08％の持ち分を2年内に2億5600万ユーロの固定価格で買い取る。
SELは最終的にREpowerの約75％の株式を手にすることになり、買収コストは13億5000万ユーロに達する。
SELは25日ボンベイ証券取引所(BSE)に以上の報告を行った。これを受けてSEL株はこの日22％値上がりした。