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2007-05-25 ArtNo.39496
◆神戸製鋼、Chowguleグループと新製鉄炉事業協議
【ムンバイ】神戸製鋼はゴア拠点のChowguleグループと、IT mk3 (Iron-making Technology Mark 3)と命名された低コストな直接溶融還元法を用いインド国内でアイアンナゲット(iron nugget)を製造する問題を協議している。
Fubsi.com、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが5月22/24日、神戸製鋼スポークスマンの言も引用し伝えたところによると、神戸製鋼は200億円を投じて年産50万トンの工場を設ける計画だ。Chowguleグループとの協議は今秋にも妥結する可能性があり、そうなれば今年末に着工、2009年の稼働も予想される。神戸製鋼はゴアに鉄鉱山を保有しているChowguleと合弁会社を設けるか、Chowguleに関係技術を供与するものと見られる。
ChowguleグループのVijay Chowgule重役(MD)、Ramesh Chowgule重役(MD補)、Netan Chowgule重役(CEO)らに率いられるチームが東京に赴き、神戸製鋼と関係問題を協議しているもようだ。同社筋は今回の東京訪問は通常の定期協議のためとする一方、提携問題が話し合われる可能性も示唆した。
新製鉄法は、低品質な粉鉱石(fine ore)を銑鉄と同品質のアイアンナゲットに加工し、高炉やアーク炉の原料として用いるもので、通常の製鉄法に比べ生産コストを50%カットできる。
Chowguleグループは年間450万トンの鉄鉱石を生産、内350万トンを輸出している。鉄鉱石の一部はChowguleがゴア州Mandoviに設けた年産180万トンのペレット工場の原料として使用されている。
ちなみにインドで生産される鉄鉱石の60%は粉鉱石だが、鉄鉱石消費量全体に占める粉鉱石のシェアは約41%に過ぎない。
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