SEAnews 2007-05-23 ArtNo.39493

【ニューデリー】Anil Ambani氏に率いられるReliance Energy Ltd(REL)はハリヤナ州Hisar県Barwala付近に1200MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の火力発電所を建設する。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月19／20日報じたところによると、Manmohan Singh首相の主宰で19日、当該発電所の起工式が催された。RELが最低価格で落札した同プロジェクトでは、各600MWの発電機2基が設けられ、工期は34～36ヶ月。完成時には2880万ユニットの電力を生産、北部インドの電力需要に応じる。プロジェクトの負債／自己資本比率は80：20、ハリヤナ州政府がコストの20％を負担する。
一方、Haryana Power Generation Corporation Ltd(HPGCL)は、4年内に3000MWの発電施設を建設する。総見積もりコスト380億ルピー(US$9.27億)の同プロジェクトは北部インド初のメガ・プロジェクト・ステータスを認められ、ハリヤナ州としては過去最大の発電事業になる。
またハリヤナ州Fatehabad県は原子力発電所の建設地に指定されており、関係工事が間もなく着手される。これにより2～3年後には電力不足が大幅に緩和される見通しだ。ハリヤナ州の向こう2ヶ月間の電力需要は8770億～9020億ユニット、これに対して可能な供給量は8220億～8260億ユニットに過ぎない。『Rajiv Gandhi Vidyut Khedar Thermal plant』と命名される予定の原子力発電所のコストは4297クロー(US$10.48億)以上と見積もられ、2880万ユニットの電力を生産する。