2007-05-23 ArtNo.39483
◆Tata Steel-NYK、シンガポール拠点にバラ荷輸送
【ムンバイ】Tata Steel Ltd(TSL)の国際マーケッティング主任を務めているRajiv Mukherjee氏が、日本郵船株式会社(NYK Line)とTata Steel Ltd(TSL)の50:50の合弁会社Tata Steel-NYKの初代専務取締役(MD)に就任する。
エコノミック・タイムズが5月19日報じたところによると、TSLのB Muthuraman重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、日本郵船とTSLが各500万米ドルを出資する合弁会社はシンガポールを拠点に、日本郵船から船舶を借り受け、バラ荷の運搬を手掛ける。
TSLの輸送コストは昨年第4四半期に6.2%、通年で11.2%上昇、同社の収益に深刻な影響を及ぼしている。
消息筋によると、合弁会社はTSLがタイとシンガポールの子会社に熱間圧延コイルを輸送するのを支援するのみならず、TSLがオーストラリアやその他の様々な国から輸入する石炭の輸送コスト削減にも貢献するものと見られる。
一方、TSLは低コストなインドで製造したスラブを最近買収した英蘭鉄鋼会社Corusの英国工場に送り、加工するものと見られ、日本郵船の欧州におけるプレゼンスは、Corusにも恩恵を及ぼす見通しだ。
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