2007-05-21 ArtNo.39480
◆マ州電力会社、国営Bhel以外からの設備購入検討
【ムンバイ】マハラシュトラ州営電力会社MahaVitaranは、各種電力設備を国営Bharat Heavy Electricals Ltd(Bhel)以外の業者から購入することを検討している。
エコノミック・タイムズが5月15日、州政府電力部門オフィシャルの言として報じたところによると、MahaVitaranは様々なキャパシティーの拡張計画に際して国際競争入札を募集し、納入業者を決めることを検討している。その実、これ以前にも国際競争入札は募集したが、常にBhelが落札して来た。
しかし最近Bhelはしばしば納期を違えるようになり、加えて今後より高度な技術を要する発電施設の導入が図られるため、MahaVitaranはこれまで以上に真剣に、他の納入業者から設備を調達する可能性を検討している。例えばBhelは800MW以下の発電ユニットに関わる技術を保持しているが、800MW以上のユニットの納入実績がない。
一方、ParasとParaliにおける発電施設の拡張計画は9ヶ月の遅れが生じている。Bhelは現在余りに多くの手持ち受注を抱え、納期を守れない状況が生じている。これに対してMahaVitaranの拡張計画は一刻の遅延も許されない状況にある。Bhelの納期の遅れが拡張計画全体に影響を生じさせており、このためMahaVitaranはBhelにペナルティーを科すことも検討していると言う。
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