2007-05-14 ArtNo.39458
◆Lupin、ステロイド会社Symbiotecの支配権益買収
【ムンバイ】マハラシュトラ州Mumbai拠点の地元製薬会社Lupin Ltdは10日、ステロイド事業を拡張する戦略の一環として、マドヤプラデシュ州IndoreをベースにするSymbiotec Pharmalab (SP)の支配権益を買収、合弁会社を組織すると発表した。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月11日Lupinのボンベイ証券取引所(BSE)への報告を引用し伝えたところによると、両社はこのほど関係覚書を交換した。LupinのDesh Bandhu Gupta会長によると、Lupinはこれにより米国と欧州を含む特定の国際市場においてステロイド製剤ビジネスを積極的に展開することができる。
呼吸器疾患、皮膚病、関節炎、避妊、妊娠前治療等の領域で広く用いられるステロイドの世界市場規模は100億米ドルにのぼり、年率8%の成長を遂げている。既に薬理活性原末(API: Active Pharmaceutical Ingredients)国際市場に強固な足場を築いているLupinは、ステロイド・ビジネスにおいても同様の成果を上げることを目指していると言う。
LupinのステートメントはSP社のどれほどの権益を幾らで買収したのかを明らかにしていない。
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