2007-05-14 ArtNo.39457
◆Kanoria Chem、IFC資金で苛性ソーダ製造能力拡張
【アンクレーシュワル】最近200クロー(US$4762万)を投じて苛性ソーダの年産能力を9万トンに拡張した塩基アルカリ及びアルコール・ベース中間体の指導的製造業者Kanoria Chemicals & Industries Ltd (KCIL)は、世銀傘下の国際金融公社(IFC:International Finance Corporation)から取り入れた2000万米ドルの資金を利用し、苛性ソーダ、ホルムアルデヒド、高付加価値化学品の製造能力を一層拡大する。
インディアン・エクスプレスが5月12日伝えたところによると、ウッタルプラデシュ州Renukootとグジャラート州Ankleshwarに工場を有するKCILのTD Bahety取締役はこのほど以上の消息を語った。それによるとIFC資金の内1500万米ドルはローン、500万米ドルは出資で、同資金を利用して2008年末までにRenukoot工場の苛性ソーダの年産能力を拡張するとともに、Ankleshwar工場アルコール化学品部門のホルムアルデヒド及び高付加価値化学品の生産能力を拡大する。これにより苛性ソーダの年産能力は13万トンに拡大する。
20種類の化学品を手掛けるKCILは、プラスチック業界で主に用いられるホルムアルデヒド市場の18%、塗料業界で用いられるペンタエリトリトール市場の36%、繊維/医薬品/殺虫剤/鋳型凝固剤等に使用されるヘキサミン市場の38%のシェアを占め、インドにおけるこれら3品目の最大の製造業者になっている。
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