【ニューデリー】工業生産指数(IIP)の26.7%の比重を占めるインフラ中核産業6業種(原油/石油精製/石炭/電力/セメント/鉄鋼完成品)は、主に原油生産の復調と石油精製の成長加速に助けられ2006-07年に8.6%の成長を実現、前年の6.2%を上回った。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月12日、産業政策振興部(department of industrial policy and promotion)発表の暫定数字を引用し伝えたところによると、IIPの4.17%の比重を占める原油生産は5.6%(-5.3%)、IIPの2%の比重を占める石油精製は12.6%(2.6%)、IIPの10.17%の比重を占める電力は7.3%(5.1%)、IIPの1.99%の比重を占めるセメントは9.1%(12.4%)、鉄鋼完成品は10.9%(11.2%)、石炭は5.9%(6.6%)、それぞれ成長した(括弧内は前年の数字、以下同様)。にブータンからの電力輸入も電力生産の成長に寄与した。
インフラ中核産業6業種の2007年3月の成長率は主に鉄鋼産業の好調を背景に10%(7.1%)を記録した。部門別に見ると鉄鋼完成品15%(10.9%)、電力8%(3.4%)、石油精製13.4%、セメント5.5%(17%)、石炭10%となっている。