2007-05-09 ArtNo.39426
◆ベンガル、Jindal鉄鋼事業に4400エーカーの土地供与
【コルカタ】西ベンガル州政府は5月4日、JSW Bengal Steel Ltd(JBSL)に対し、後者の年産1000万トンの鉄鋼プロジェクト用にWest Midnapore県Salboniの約4400エーカーの土地を提供することを書面で約束した。これによりJindalグループの西ベンガル州における3万5000クロー(US$83.33億)のプロジェクトは第1関を通過したと言える。
インディアン・エクスプレスが5月6日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)東部地区会長に選ばれたJBSLのBiswadip Gupta重役(MD)は、CII主催の記者会見の席上、以上の消息を明らかにした。それによると、当該書簡(offer letter)には99年リース権付き土地の価格も記されており、JBSLが価格やその他の条件を認めれば、用地を引き渡すとしている。JSW取締役会は近く方針を決める。
JBSLはまた影響を受ける570エーカーの土地を所有する741世帯に対する補償条件も近く明らかにする。JBSLはこれら741世帯の地主から直接土地を購入しさえすれば済むことになった。残りの4372エーカーは州政府の所有地で、大部分が休耕地。
州政府は当初80エーカーの森林を同プロジェクト用地としてオファーしたが州政府のAbdur Rezzak Mollah土地及び土地改革部長がこれに反対したとされ、JBSLは同地の買収手続きを見合わせた。
JSW Steel Ltd(JSL)のSajjan Jindal副会長兼MDは今年1月11日に西ベンガル州政府と、1000万トン鉄鋼プロジェクトの確定契約(definitive agreement)を取り交わすとともに、第1期分の年産300万トンのプラントは4年内に完成すると発表していた。
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