【ニューデリー】2006年10-12月のパーソナル・コンピューター(PC)販売台数は前年同期比28%増の139万台を記録した。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月1/2/3日報じたところによると、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association for Information Technology)は1日以上の数字を発表した。
MAITの2006-07年第3四半期産業報告によると、同四半期の成長は家庭向け販売の伸びに牽引された。産業向け販売については、テレコム/銀行金融サービス/製造業/情報技術(IT)対応サービス等の部門に対する販売の伸びが著しかった。PCベンダー各社のアグレッシブな価格設定も家庭向けや中小企業(SME)向け販売の伸びにつながったものと見られる。こうしたIT消費の伸びはインドを魅力的な製造業投資地にしている。
ノートブックPCの2006年12月期四半期の販売台数は前年同期比56%増の19万5000台、デスクトップPCのそれは同24%増の120万台を記録した。しかし第3四半期のデスクトップPCの販売台数は第2四半期を20%下回り、家庭向け販売の伸びも、前四半期の伸びに比べ僅かに鈍化した。
無名ブランドやノーブランドから成るアセンブルPCが第3四半期PC販売全体の45%、ブランドPCが同55%を占めた。ブランドPCの内訳は多国籍ブランドが44%、地元ブランドが11%だった。
第3四半期のデスクトップPCの伸びは家庭/SME/教育部門により牽引されたが、ラップトップPCの伸びは引き続き法人部門/IT企業/金融機関/政府部門により牽引された。
マクロ経済の堅調さと旺盛な購買意欲から見て、2006-07年通年のPC販売台数は650万台を突破、前年比22%の伸びを実現したものと見られ、第4四半期の成長は加速したものと予想される。
第3四半期のレーザー・プリンター販売は前年同期比45%、インクジェット・プリンターのそれは同30%の伸びを見た。しかしドット・マトリクス・プリンター販売は前年同期と変わらなかった。無停電電源装置(UPS:uninterrupted power supply)市場も36%の伸びを記録した。
MAITのVinnie Mehta常務理事(ED)によると、『半導体政策』や『ハイテク製品輸出振興計画(Hi-tech Products Exports Promotion Scheme)』等、ハードウェア/電子製造業を振興する一連の政策措置は歓迎されていると言う。