【ニューデリー】Steel Authority of India Ltd(SAIL)は鋼板と条鋼双方の価格をトン当たり800~1500ルピー引き上げた。
ビジネス・スタンダードが5月4日、ディーラー筋の消息として報じたところによると、熱間圧延コイルの価格はトン当たり1000ルピー、プレートは同1500ルピー、亜鉛鍍金製品は同800ルピー、それぞれ引き上げられた。
しかしTata Steel/Ispat Industries/JSW Steelは5月の価格を据え置いた。インド鉄鋼会議所(SCI:Steel Chamber of India)のPradeep Shah秘書長補によると、SAILの値上げはトレーダーと消費者に大きな打撃を与えた。値上げ幅がトン当たり2500ルピーに達すると、銀行金利負担も増し、トレーダーの大きな負担になる。トレーダーは鉄鋼メーカーから現金で仕入れ、信用売りせねばならないため、金利は2重の負担になる。Tata/Ispat/Jindalも何時でも値上げする可能性があり、トレーダーは深刻な脅威に晒されていると言う。