SEAnews 2007-05-04 ArtNo.39405

【コルカタ】西ベンガル州Kolkata拠点のXenitisグループは4月28日、西ベンガル州のBuddhadeb Bhattacharjee首席大臣他、中国／シンガポールの高位高官の立ち会いの下、傘下のGlobal Automobiles Pvt Ltd(GAPL)がGuangzhou Motors Company(GMC:広州摩托集団公司)の技術支援下にHooghly県に設けた二輪車工場の開所式を催すとともに、二輪車・乗用車／携帯電話／パーソナル・コニューターの製造等に関わる7つの覚書に調印した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが4月29／30日伝えたところによると、この日、初のメイドイン西ベンガル・モーターサイクル、Xpressionが産声を上げた。XenitisグループのSantanu Ghosh会長によると、Xpressionは100cc、125cc、150ccの3バージョンから成り、125ｃｃXpressionの価格は3万9900ルピー。新工場は年間36万台の二輪車を製造でき、向こう6ヶ月間にモーターサイクルとスクーターを全国に出荷する。
Xenitisはトヨタ、ホンダ、ヒュンダイの相手先商標製造業者(OEM)も務めるGMCの支援下にHooghly県に四輪車製造施設を設けることも計画しており、両社はこの日関係覚書に調印した。同社は2008年までにバス／トラックの製造施設も設ける計画だ。
Xenitisグループはこの日、シンガポール企業Longcheer Technologyと、西ベンガル州に携帯電話端末の製造施設を設ける覚書を、英国企業City & Guildsとは職業訓練認定証に関する覚書を、Indian Oil Corporation (IOC)とは州内の350のIOCガソリン・スタンドに自動車サービス・センターを設ける覚書を、パーソナル・コンピューター(PC)製造業者24社とは、ＰＣ製造協力に関する覚書を、自動車補助工業企業とは二輪車及び四輪車工場に対するコンポーネント供給に関する覚書を、それぞれ取り交わした。
GAPLは二輪車プロジェクトに300クロー(US$7143万)を投資、500人の雇用を創出した。
最初の乗用車は国民車としての使命を満たすため競争力有る価格で、2008年末に出荷される予定で、150エーカーの工場用地の買収が進められている。Ghosh氏は四輪車事業を進めるXenitis Autoに対する投資額等の詳細を明らかにすることを避けた。
この日結ばれた覚書の下、Xenitis InfotechのPC売上げは3年内に2150クロー(US$5.12億)に達する見通しだ。Xenitis Infotechの2006－07年売上げは650クロー(US$1.55億)、純益は24クロー(US$571万)、借入／自己資本比率は2：1。また携帯電話端末の製造はXenitis Telecomが手掛けると言う。