2007-05-04 ArtNo.39401
◆Bharti Airtel、今年US$32億投じネットワーク拡張
【ムンバイ】Bharti Airtel Ltd(BAL)は今会計年度に33億~35億米ドルを投じてインド国内及びスリランカにおける通信網を拡張する。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月27/28日伝えたところによると、インド最大の通信会社BALのSunil Bharti Mittal会長兼MDとManoj Kohli社長兼CEOは27日催された第4四半期及び年次レポート発表会後、記者会見し以上の計画を明らかにした。ちなみに直近のライバルReliance Communicationsの今年の拡張予算は25億米ドル。
BALは今年から来年にかけて全国に通信タワー(base-stations)3万を増設、また2万~2万5000キロの光ファイバー・ケーブルを敷設する計画だ。しかしこの種のタワーの大部分は他社とシェアすることになる。同社は既に4万タワーを設けている。これにより全国の70%をカバー、向こう2.3年内に97%をカバーする。
現在長距離電話の80%を独自ネットワークでカバーしているが、同比率を95%以上に引き上げる。
BALのSarvjit Dhillon財務担当重役によると、移動体通信ビジネスに関しては40%のマージンを維持することは可能で、長距離電話に関しては30~32%のマージンを目指している。
BALの広帯域サービス普及率は23%から31%に改善した。固定回線と広帯域ビジネスの1回線当たり売上げは1112ルピーで、同社はより多くの音声サービス顧客に広帯域サービスを売り込む計画だ。BALは3Gサービスの先駆者だが、同サービスの拡張に拍車をかける。
インターネット・テレビジョン(IPTV:internet protocol-based television)及びDTH(direct-to-home)サービスの導入も目指しており、今年から来年にかけて先ず首都圏でIPTVサービスを開始、その後その他の大都市にまで拡張する。目下DTHサービスのライセンスを申請しており、DTHも今会計年度末までに導入することを目指すと言う。
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