2007-04-30 ArtNo.39397
◆日本ビー・ケミカル、Berger Paintsと合弁
【コルカタ】日本ビー・ケミカルはBerger Paints India Limited(BPIL)と合弁会社を設け、インド国内で自動車業界向けプラスチック・コーティングの製造に乗り出す。
エコノミック・タイムズが4月27日報じたところによると、両社の出資率は51:49、合弁会社の資本金は9クロー(US$214万)で、2ヶ月以内に発足する。BPILのSubir Bose重役(MD)によると、プラスチック・コーティングは車のダッシュボードやバンパーに用いられ、新会社はウッタルプラデシュ州Noidaに工場を設ける。日本ビー・ケミカルは日本においてプラスチック・コーティングを自動車業界に供給しており、これらの日本企業は既にインドに進出しているため、合弁会社は直ちにこれらの企業を顧客にすることができるものと見られる。
OEMコーティングは売上げ額ベースで自動車用塗料市場の76%を占めている。BPILはインド国内に7工場を有し、988クロー(US$2.35億)の年商の75%が装飾用塗料、残りの25%が工業用塗料で占められている。インドの塗料産業は過去15年間にわたり二桁成長を続けている。
インドの国民1人当たりの塗料消費は0.9キロと、欧州の15キロ、米国の21キロを大きく下回る。工業用塗料部門は自動車とシロモノに牽引され、装飾用塗料セグメントの成長には住宅建設、農業、可処分所得の拡大等が寄与していると言う。
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