2007-04-27 ArtNo.39382
◆第11次五カ年計画期間に7万8577MWの発電能力追加
【ニューデリー】第10次五カ年計画期間には目標とした4万1110MW(メガワット)の半ば、2万1280MWの発電能力を追加したにとどまったが、インド政府は、第11次五カ年計画期間(2007-2012)に7万8577MWの発電能力を追加する野心的目標を設定した。
ビジネス・スタンダードが4月25日伝えたところによると、電力省のAnil Razdan次官は、全国各州政府総務次長/電力部次長会議の結果に関する記者会見の席上、以上の消息を語った。
それによると、第11次五カ年計画期間に追加される発電能力の内訳は水力発電1万6553MW、火力発電5万8644MW、原子力発電3380MW。時系列に基づく内訳は2007-08年に1万6785MW、2008-09年に7272MW、2009-10年に1万5198MW、2010-11年に1万6970MW、2011-12年に2万2372MW。
関係プロジェクトは2007年12月までに発注される予定で、各州政府にスケジュール通りプロジェクトを実行するよう準備を呼び掛けている。州当局には技術/商業的(AT&C:aggregate technical and commercial)電力損失を第11次五カ年計画期間に15%まで引き下げることも求められる。修正された『加速電力開発再編計画(APDRP:accelerated power development and reforms programme)』の下、州当局のAT&C損失抑制計画にはローンが提供され、良好な成果を収めた州のローンは返済不要な補助に転換される。アンドラプラデシュ州は既に90のタウンにおけるAT&C損失を15%以下に抑制することに成功している。各州政府には第11次五カ年計画期間に農村電化計画を加速することも求められると言う。
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