【ムンバイ】ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)は2006-07年に32%の成長を遂げ83億米ドルの国内売上げを実現したBPO(business process outsourcing)部門が情報技術(IT)産業の牽引役を務めるものと期待している。
ビジネス・スタンダードが4月23日伝えたところによると、最近Nacccomの新会長に就任したCognizentのLakshmi Narayanan副会長は、S P Jain College of Management卒業式の会場で以上の消息を語った。それによると、これまでBPOはIT産業の小部分を占めていたに過ぎないが、BPO業界のメンバーも増え専門理事会(executive council)も設けられた今、NasscomはBPOにこれまで以上に注目している。BPO産業は急速に高生産性/高マージン/高付加価値領域に重心をシフトしている。
Nasscom新会長としての懸案事項は、急成長するIT/BPO産業の人材需要に応じることと、革新(innovative)及び安全な環境(secure environment)の醸成を促進すること。中でもセキュリティーは最優先課題と言える。団体や組織に国際水準のセキュリティー実現を促すことの他、セキュリティーの向上が長期的な課題とされるよう組織インフラ(institutional infrastructure)、換言すれば自主規制機関(self regulatory body)を設けることを計画している。
人材不足の解消に関しては以下の3施策を講じる。第1に教育訓練機関のカリキュラムに市場の需要動向が反映されるよう産学協力を強化する。第2にfinishing schoolsイニシアチブを継続し、新たなエコシステムを醸成する。第3に教育機関に対する規制緩和を政府に働きかける。