2007-04-23 ArtNo.39360
◆モトローラの訴訟取り下げでUS$50億GSM拡張計画始動
【ニューデリー】インド国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd (BSNL)の4550万GSM回線増設計画を巡り「最低金額を投じたにも関わらず技術評価で不当に失格させられた」とDelhi高裁に提訴していた米Motorolaが4月16日に訴えを取り下げたことから、50億米ドルの機器納入契約をほぼ手中に収めた通信機器大手EricssonとNokiaは、BSNLから今後さらに大きな契約を獲得できそうだ。
エコノミック・タイムズが4月17/18日報じたところによると、Motorolaは2006年10月9日に同訴えを起こしていた。Motorolaが退いたことで最低額入札者になったEricssonは4550万回線の60%を受注、第2位のNokiaが40%を受注する。Ericssonの入札額は1回線107米ドルで、Nokiaは同177米ドルだった。
BSNL幹部によると、BSNLは同社の調達方針に沿って、最初の発注が完了したのちに契約規模を50%もしくは100%拡大することを検討している。これにより入札に要する長い時間を省ける。60:40の受注比率は契約規模が今後変更されたのちも維持されると言う。
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