1995-11-15 ArtNo.3935
◆<越>英国ガス、三井撤退に関わらずパイプライン建設目指す
【シンガポール】ブリティッシュ・ガス(BG)はパートナーの三井物産が撤退を宣言したにも関わらず、バクホ沖合い鉱区とベトナム南部のブンタウを結ぶガス・パイプラインを敷設する総コスト4億2000万米ドルのプロジェクトを規模を縮小して実行する計画だ。
三井物産東京本社のスポークスマンは13日、BT紙に対して6月末に完了した事業化調査の結果、採算ベース実現困難と判断、投資を見合わせる方針を決めたことを確認した。しかしBG幹部は「当初の計画は採算ベースに乗らないが、小型化(US$3億)し、内容も異なる計画案を既に当局に提出しており、プロジェクトを実行する可能性を探っている」と語った。当初の計画には海底部分だけで130キロのパイプラインの敷設の他、洋上加圧施設や陸上処理施設の建設も含まれ、ベトナム沖合いで採取されたガスの初の火力発電への利用計画として注目されていた。(BT:11/14)
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