2007-04-20 ArtNo.39348
◆Aksh Optifibre、セット・トップ・ボックス製造計画
【ニューデリー】最近国営電話会社Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)と協力してインターネット・テレビジョン(IPTV:Internet Protocol TV)サービスを開始したラジャスタン州拠点の光ファイバー・ケーブル製造会社Aksh Optifibre Ltd(AOL)は、限定配信システム(CAS: Conditional Access System)の実施に伴う需要増を見越してセット・トップ・ボックス(STB:set top box)の製造に乗り出す。
エコノミック・タイムズが4月15日伝えたところによると、AOLのKailash Choudhari重役(MD)はこのほどPTI通信に以上の計画を明らかにした。それによると、今年9月乃至10月までに製造を開始する計画で、自家製造することにより目下輸入に依存しているSTBのコストを20~30%引き下げることができる。
エンド・ツー・エンドのIPTVプロバイダーを目指すAOLは、デリーとマハラシュトラ州MumbaiにおいてIPTVサービスを提供する7年契約をMTNLと結んだ。目下のところサービス地域はデリーのみだが、6~8週間内にムンバイでも開始する。IPTVサービスの料金は125ルピーで、来月までにチャンネル数を現在の70から100チャンネルに拡大する。
デリー/ムンバイ/西ベンガル州Kolkata/タミールナド州ChennaiにおいてCASが導入されており、製造したSTBはこれらの地域に供給する。ラジャスタン州のケーブル工場にSTBの製造施設を増設するか、ウッタラーカンド州に新工場を設けるか、まだ最終方針を決めていないが、初年度に10万ユニットを製造、その後3年間に需要動向を見ながら製造能力を拡張する。デリーとムンバイにおけるIPTV契約者の数を来年までに10万人に拡大することを目指すと言う。同氏はSTB製造計画に対する投資額を明らかにしなかった。
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