SEAnews 2007-04-16 ArtNo.39337

【ヴァドダラ】グジャラート州Vadodara拠点の製薬会社Alembic Ltdは、近く一連の新製品を発売するとともに、向こう数年の海外事業拡張戦略の一環として2億米ドルの製剤ビジネスに乗り出す計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが4月13／14日伝えたところによると、今年創業100周年を迎えるAlembicを率いるChirayu Amin会長兼MDはこのほど記者会見し以上の計画を語った。それによると、同社は約200種類の製品を手掛けているが、ブランド製剤もしくは薬理活性原末(API: Active Pharmaceutical Ingredients)市場への進出を目指している。
最近、Dabur Pharma Ltdから24種類の薬品を買い取った同社は、新たに7薬品を近く発売する。ポピュラーな咳止めシロップGlycodinの売れ行きが下降線を辿る中、Alembicは159クロー(US$3698万)を投じ、Daburの非潰瘍薬製剤事業を全て買い取った。買い取った24種類の薬品の大部分は心臓病／糖尿病／婦人病等、急成長する生活習慣病治療薬に属している。これら24薬品の売上げは昨年の75クロー(US$1744万)から今年は100クロー(US$2325万)、4年内にさらに2倍に拡大するものと予想される。同社は最近新マーケッティング部門『Summit』を設け、スペシャリティー・セグメントの市場開拓に当たらせている。感染症治療薬市場を既にリードしているAlembicは生活習慣病治療薬市場においても主要プレーヤーになることを目指している。
Alembicの年商は目下の700クロー(US$1.63億)弱から来年は1000クロー(US$2.325億)に拡大が見込まれる。Daburの事業買収でボトムラインは25％アップ、営業マージンは200クロー(US$4651万)に達する見通しだ。目下、国内売上げと輸出売上げの比率は75：25だが、4年内に均衡するものと見られる。
ビジネス・スタンダードが13日伝えたところによると、Alembicは錠剤／カプセルの製造能力を昨年の年間10億錠から今年は18億錠、3年内に50億錠に拡張する計画で、また受託研究・製造サービス(Crams:Contract research and manufacturing services)市場の開拓にも関心を抱いていると言う。