SEAnews 2007-04-16 ArtNo.39333

【ニューデリー】米国のカルト・バイク・ブランドHarley Davidsonによるインド亜大陸クルーズが間もなく実現する見通しだ。インド政府は米国がインド産マンゴーの輸入を許可するのと引き替えに、排ガス基準と検査基準を緩め、排気量800cc以上の大型モーターサイクルの輸入を認める方針を決めた。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが4月13／14日報じたところによると、このほど当地で催されたインド米国貿易政策会議(India-US Trade Policy Forum)において、以上の合意が得られ、商工省は13日、関係通達を行った。それによると、個人や法人、サービス網を保持するOEM(original equipment manufacturers)は型式認定を免除され、Euro III排ガス基準さえ満たせば、113％(輸入関税60%／その他の課徴金43％等)の税を支払った上、この種の大型バイクを輸入できることになった。この結果、Harleyの他、Yamaha、Honda、Suzuki、Kawasaki等も、スーパー・バイクをインド市場に投入できる。Kamal Nath商工相によると、税率を引き下げるべきだとの意見にも検討を加えていると言う。
Bajaj Auto LtdのS Shridhar副社長によると、こうしたスーパー・バイクの市場は確かに存在し、国内業界は、如何なるモデルが如何なる価格で販売され、どれほどの売れ行きを見せるか、注目していると言う。Honda Motorcycles and Scooters India Ltd (HMSI)の青島幸弘社長兼CEOも、500ＣＣ以上の高性能バイクの輸入を計画中と述べている。
一方、インド産マンゴーは2、3週間内に米国向けに出荷される見通しだが、依然として米国食品薬品局(FDA)の厳しい検査を受けねばならないと言う。