SEAnews 2007-04-16 ArtNo.39332

【コルカタ】中核ビジネスの積極的多角化を図る地元消費者用電子会社Videocon Industries Ltd(VIL)は13日、西ベンガル州における一連の新プロジェクトを明らかにした。これらには、Taratalaにおける液晶表示装置(LCD)組立工場、SiliguriとKharagpurにおける情報技術(IT)／バイオテック特別経済区(SEZ)の開発、Salt LakeにおけるITタワーの建設、Kolkataにおける半導体チップ設計・製造事業(別項参照)が含まれる。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが4月14日伝えたところによると、VILのVenugopal Dhoot会長と西ベンガル州政府のBuddhadeb Bhattacharjee首席大臣は、この日の会談後記者会見し、以上の消息を語った。合計投資額は明らかにされていないが、3000～4000クロー(US$6.98億-9.3億)にのぼるものと見られる。
Jalpaiguri県DabagramのIT／バイオテックSEZは州政府の住宅開発部門が所有する50エーカーの土地に設けられるため、土地買い上げを巡る紛争の恐れがなく、1000人の雇用を創出する見通しだ。Kharagpur近郊Guptamaniに設けられるもう1つのIT／バイオテックSEZは1000ha以上の土地をカバーするものになる。中央政府は既に同SEZプロジェクトを認可している。フランス企業がIT／バイオテックSEZ計画のアンカー投資家を務め、技術支援も提供する。
Salt Lakeに設けられるITタワーは、32万平米のスペースと3万人の雇用機会を創出する。
Taratolaには200クロー(US$4451万)を投じてLCD TVの製造施設が設けられる。VILは既に北ベンガルのKanchan Food Processing工場を買収し、テレビジョンとコンポーネントの製造施設に転換している。
一方、傘下の消費者用電子製品部門をVILに譲渡したWest Bengal Electronics Industry Development Corporation(WBEIDC)は技術／職業訓練校の開設を計画していると言う。