【コルカタ】Steel Authority of India Ltd(SAIL)/Rashtriya Ispat Nigam Ltd(RINL)/National Mineral Development Corporation(NMDC)のトップ経営陣は、チャッティースガル州に1万クローを投じ、年産300万トンの鉄鋼プラントを設ける合弁計画に関して近く正式の話し合いを行う。
インディアン・エクスプレスが12日鉄鋼省のR S Pandey次官の言として報じたところでは、年産300万トンの鉄鋼プラントは年間約450万トンの鉄鉱石を必要とするが、NMDCは2005年に2100万トンの鉄鉱石を生産、1000万トンほどを輸出している。SAILもRINLもそれぞれ鉄鋼製造能力の大幅な拡張を計画しており、3社の提携は理想的と言える。出資率や候補地等の詳細は未定だが、新製鉄プラントはNMDCが鉄鉱山を有するチャッティースガル州に設けられる可能性が最も大きい。プロジェクトの実行には約3年を要するものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10日伝えたところでは、NMDCのB. Ramesh Kumar会長兼MDは9日の記者会見の席上、「NMDCは年産200万トンの新鉄鋼事業の合弁パートナーを求め、SAILやRINL等と交渉している。予備事業化調査は既に完了しており、ロケーションの選定やプロジェクト・コストの見積もり等を手掛けるコンサルタントを近く指名する」と語った。
一方、デカン・ヘラルドは11日、Vizag Steel PlantのY.S. Siva Sagar Rao会長兼MDの言として、3社の代表はアンドラプラデシュ州Vizagで近く会合すると報じた。Rao氏は10日催されたRINL業績に関する記者会見の席上以上の消息を語ったもので、鉄鋼プラントのキャパシティーや製品ミックス等の詳細は今後詰められると言う。