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2007-04-11 ArtNo.39310
◆NTPC、3原子力発電所の建設準備
【ニューデリー】国営火力発電会社National Thermal Power Corporation (NTPC)は、向こう数年間に3件、合計6000MW(メガワット)の原子力発電プロジェクトを手掛ける計画で、設備機器や燃料の調達交渉を進めている。
ザ・ヒンドゥーとエコノミック・タイムズが4月6/7日伝えたところによると、NTPCのT Sankaralingam会長兼MDは5日に催された年次記者会見の席上、以上の計画を明らかにした。それによると、第12次五カ年計画期間(2012-17)の半ばまでに先ず2000MWの原子力発電所を設け、引き続いて別の2カ所に各2000MWの原子力発電所を建設する作業に着手する。
GE Energy等の国際プレーヤーと、原子力発電所を新たに建設する問題を協議するとともに、米国拠点の原子力燃料技術専門会社Thorium Powerとは、インドに合弁会社を設ける問題も話し合っている。
タミールナド州、マドヤプラデシュ州、マハラシュトラ州を含む4州をこれらの発電所を設ける候補地として検討している。水の安定供給と人口密度の低いことが条件になる。
原子力発電を手掛けることを政府から認められ、付属定款(Articles of Association)にも必要な修正を加えたNTPCは、原子力委員会(Atomic Energy Commission)のS Rajgopal元事務局長とインド原子力発電公社(NPCIL:Nuclear Power Corporation of India Ltd)のV K Kaushik元常務取締役(ED)を原子力事業の顧問に指名した。
しかし核燃料の輸入先を決める前にインド/米国民生用核開発協定が実際に効力を発揮できるよう、米国の原子力法123条に基づくいわゆる『123協定(123 Agreement)』が調印されねばならず、核燃料供給国の承認を得る必要もあると言う。原子力供給国グループ(NSG:Nuclear Suppliers Group)には45カ国が名を連ねている。
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