2007-04-11 ArtNo.39308
◆インテル、西ベンガル州にVLSI訓練センター計画
【コルカタ】Intel Corpはインド半導体産業の成長を支援する狙いから西ベンガル州の理工系公立高等教育機関と提携し、『VLSI(very large-scale integration)訓練&方法論開発センター(VLSI training and methodology developing centre)』を設ける計画だ。
インディアン・エクスプレスが4月8日報じたところによると、ベンガル商工会議所(Bengal Chamber of Commerce & Industry)が主催した『工学/経営学専攻学卒者のための人事/ソフト技術/訓練に関するセミナー』の席上、西ベンガル州政府情報技術部のSiddharth次長は以上の消息を語った。それによると、インテルは西ベンガル州政府に宛てた最近の書簡の中で以上の意向を表明している。州政府は関係問題を協議する会合をアレンジするためインテルに近く返書を送付する。
インテルが西ベンガル州の理工系教育機関と半導体チップ設計領域で提携するのは初めてのこと。これ以前には、カリフォルニア拠点のNational Semiconductorが同州の指導的教育機関、インド工科大学カラグプール校(IIT:Indian Institute of Technology, Kharagpur)及びベンガル工科学院シブプール校(Bengal Engineering College, Shibpur )と緊密な提携を結んでいる。National Semiconductorが2~3年前にチップ設計/プロットタイプ開発/電子設計自動化領域の研究開発拠点として両校を選んだことから、CadenceやSynopsisも両校にデザイン・ツール等の納入を行っている。
インテルが同州におけるチップ開発領域の活動に加わるなら、州内の半導体産業の成長が一層加速される見通しだ。
今後の課題は、国外の顧客に良好なサービスを提供するため、情報技術(IT)やIT対応サービス領域の必要な技術を身につけた即戦力になる人材を養成することと言う。
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