2007-04-09 ArtNo.39299
◆Haldia Petro、新ポリマー製品の製造計画
【コルカタ】西ベンガル州を拠点にする石油化学会社Haldia Petrochemicals Ltd (HPL) はプロモーターの西ベンガル州政府とThe Chatterjee Group(TCG)の長引く紛争に関わらず、州都Kolkataから約110kmのHaldiaに設けた既存工場の敷地(1120エーカー)内に新施設を設け、新ポリマー製品の製造に乗り出す準備を進めている。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥーが4月3/4/5日、HPLのSwapan Bhowmik重役(MD)の話として報じたところによると、同社は利鞘が大きい高付加価値製品の製造を目指しいくつかの事業モデルを研究しており、重役会の承認を待って年内に具体的プランを作成する。目下最も大きい利ざやを実現できる製品構成について専門家の意見を聞いている。
HPLは設備拡張計画の一環として、672クロー(US$1億5385万)を投じてナフサ分解装置の年産能力を52万トンから67万トンに拡大する計画で、同計画は2008年第1四半期に完成する。設備能力を30%拡大する同計画に必要が投資の半ばはすでに投じてる。
石油化学製品の世界的な好調に支えられ、HPLの業績は2003年に黒字に転換、2006年度の総売上は8354クロー(US$19億1255万)に達した。
負債/自己資本比率は2003年3月の3.74から2007年3月の1.15に改善、純益も2005年度の300クロー(US$6868万)から2006年度の推計584クロー(US$1億3370万)に拡大した。
HPLは2010年をめどに債務の再編を進めており、負債/自己資本比率を1未満に引き下げることを目指している。
HPLは現在、各種ポリマー、ベンゼン、ブタジエン、LPG、C-6ラフィネート、ユーロ2基準適合ガソリンのほか各種の化学品を製造している。自社技術を用いたユーロ4基準適合ガソリンを製造することも計画しているHPLは、インド石油化学製品市場の26%のシェアを占め、17カ国にその製品を輸出していると言う。
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