2007-04-09 ArtNo.39293
◆イタリアのバイク・メジャーCagiva、Kineticと戦略提携
【ムンバイ】イタリアのモーターサイクル・メジャー、Cagivaはマハラシュトラ州Pune拠点のKinetic Engineering Ltd(KEL)と戦略提携し、一連のインディアン・メイド・モデルを市場に投入する計画だ。
ビジネス・スタンダードが4月5日伝えたところによると、CagivaのClaudio Castiglioni社長はこのほどマスコミに以上の計画を明らかにした。それによると、事業を再編し、製品ポートフォリオに見直しを加える。これにはCagiva/Husqvarna/MV Agustaの3ブランドが含まれ、インドが同再編の重要な役割を担うことになる。Cagivaブランドは一連のインディアン・メイド・モデルで特徴づけられる。KELとの提携はコスト効率と価格競争力の強化を目指したもので、これには125ccモーターサイクルMitoの2ストローク・バージョンと4ストローク・バージョンが含まれる。
Cagivaはこの日Mito 500のプロットタイプを御披露目した。同モデルには650ccエニジンが搭載される可能性があり、インドにおける製造の可能性が検討されている。ハイテク・コンポーネントの製造は引き続きイタリアで手掛けられるが、インドで組み立てられる可能性もある。Cagivaはエントリー・レベルのブランドになり、プレミアム・ブランドのMV Agustaと相互補完して、顧客の幅広いニーズに応じる。インドを製造拠点にすることにより、高い品質を維持しながら、製造コストを引き下げることができる。インディアン・メイドのCagiva製品は、2007年11月に催される『Milan Motorcycle Show』に展示される見通しだ。
KELのSulajja Firodia-Motwani取締役は、様々なモーターサイクル・コンポーネントを供給する納入契約をMV Agustaと取り交わしたことを確認したが、協定の詳細を明らかにすることは控えた。
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