2007-04-02 ArtNo.39273
◆仏Air Liquide、半導体ファブに特殊ガス供給
【パリ】フランスの工業・医療用ガス大手のAir LiquideがHindustan Semiconductor Manufacturing Corporation (HSMC)の半導体工場に特殊ガスを供給する。
インディアン・エクスプレスが3月29日、Air LiquideのChristophe Fontaine副社長(電子部門)の話として報じたところによると、同社はHSMCの工場にガスと、ガス・化学品供給システム、および関連業務を提供する。投資額は2000万ユーロ(US$2668万)が見込まれる。
HSMCは半導体工業団地Fabcityの開発を計画しており、Air Liquideはガス供給契約をHSMC以外からも獲得できる可能性がある。Fontaine氏は「他社に先駆けて新市場を開拓するメリットは大きい。既に扉は開かれている」と、期待を表明した。同氏によると、インドはチップの設計ではトップに立っているが、製造が欠けていた。10億を超える人口を有するインドの半導体産業は産声をあげたばかりだが、インド情報技術通信省は国産電子製品の急成長に伴い、2015年までに半導体需要は360億米ドルに達すると予想している。世界の主要チップ製造国(地域)は米国、台湾、日本、韓国だが、インドとロシアが同分野に進出しようとしており、10年以内に世界の半導体の10~15%がインドで製造されるようになっても驚くには当たらないと言う。
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