2007-03-30 ArtNo.39257
◆Bajaj、四輪車市場でTataの10万ルピー・カーに対抗
【ニューデリー】Ratan Tata氏の10万ルピー(US$2257)カーが二輪車市場に及ぼす影響を懸念するインド第2位の二輪車メーカー、Baja Auto Ltd(BAL)は自ら乗用車市場に進出することを真剣に検討している。
インディアン・エクスプレスが3月26日報じたところによると、インド最大の二輪車メーカー、Hero Hondaは既に四輪車市場に進出する計画を明らかにしている。
市場調査会社JD powerは先週初、Tataのピープルズ・カーがトップ・エンド・モーターサイクル・セグメントに深刻な影響を与えるとの、レポートを発表したが、BALのPulsarは目下、同セグメントのリーダーである。
BALのRahul Bajaj会長は、インド経営学院(IIMS:Indian Institutes of Management)の第8回年次会議の会場で、「もしそう言う状況になれば、我々も乗用車を製造する」と語った。
BALはこれ以前に2009年上半期までに軽貨物商用車を発売し、その後乗用車も発売する計画を明らかにしている。商用車にはディーゼル/ガソリン/圧縮天然ガス(CNG)燃料ベースの500~600ccのエンジンが搭載される。
Tata Motorは2008年第3四半期に10万ルピー・カーを発売するものと見られるが、インド最大の乗用車メーカー、Maruti Udyog Ltd(MUL)は『True Value』コンセプトの下、年間7万5000台余りの中古車を販売、既にトップ・エンド・バイク市場に脅威を及ぼしている。
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