2007-03-26 ArtNo.39252
◆RIL/Rohm、アクリル酸モノマー合弁計画覚書
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)と米国Rohm and Haas Coはインドにアクリル酸モノマー製造施設を共同で設ける覚書を交換した。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが3月22/23日、RILのステートメントを引用し伝えたところによると、グジャラート州Jamnagarに年間20万トンのアクリル酸とエステルを製造する施設を設ける。新施設の製品は塗料、包装用接着剤、洗剤、繊維、建材の原料として用いられる。新施設は主に国内需要に応じるが、アクリル酸や派生品を輸出することもできる。投資額や両社の出資率等の詳細はまだ明らかにされておらず、正式契約の調印に際して改めて発表されるものと見られる。
Rohm and Haas Coは世界最大のアクリル塗料材料製造会社として知られ、インド工科大学ムンバイ校(IIT:Indian Institute of Technology Mumbai)出身のRaj Gupta氏が会長兼CEOを務めている。
業界観測筋は、RILとRohm and Haasの提携により、RILがDow Chemicalsの汎用化学品ビジネスを買収する可能性は薄れたと見ている。
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