2007-03-26 ArtNo.39248
◆Bosch、二輪車メーカーに燃料噴射システム供給
【ムンバイ】年商410億ユーロのドイツ自動車部品メーカーBoschは、インドの二輪車メーカーに燃料噴射システムを納入する準備を整えている。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月21/23日報じたところによると、Hero HondaやBajaj Autoが他社に先駆け燃料噴射システム搭載のバイクを発売、年間800万台以上のインド二輪車市場の扉が開かれ、膨大な需要が見込まれる中で、Boschは以上の方針を決めた。
Bosch傘下Motor Industries Company (Mico)のM Lakshminarayan重役(MD補)はこのほど同社工場を訪れた記者団に以上の消息を語った。それによると、Bosch Indiaは地元二輪車メーカーと、モーターサイクル用燃料噴射システムの開発問題を協議している。Bosch Indiaはハイエンド・バイクに照準を合わせているが、インド二輪車市場もハイパワー製品に重心をシフトしつつある。インド二輪車メーカーは今後続々キャブレターから燃料噴射システムにシフトするものと見られ、大きな市場潜在性が存在する。
Boschはまた商用車と三輪車向けにコモンレール方式ディーゼル直噴(CRDI:common rail diesel injection)システムを供給する計画だ。
Boschは2005-08年の間に1800クロー(US$4.06億)をインド市場に投じる計画で、2008年以降の投資計画も目下立案している。
インドへの製造業務の一部移転は最大30%のコスト削減効果を発揮し始めている。インドは国際製造業務ネットワークの一環を成しており、今後より多くの業務がインドに移転される可能性がある。しかし、低コスト製造拠点は決してインドと中国だけでなく、東欧と南米が強力な競争者として台頭しつつあると言う。
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