SEAnews 1995-11-15 ArtNo.3924

【シンガポール】地場情報技術(IT)会社のＩＰＣコープと不動産開発会社のオーチャード・パレード・ホールディングズ(OPH)は13日、インテリジェント・ビルやスマート・ホーム用のＩＴ製品を開発／販売する対等出資の合弁会社を設立する覚書に調印した。
ＩＰＣのパトリック・ギャム会長とＯＰＨのリョン・ホンキー重役(MD)が調印式後記者会見し語ったところによれば、当初投資額は100万Ｓドル、ＯＰＨが開発するインテリジェント・ビルやコンドミニアムが新製品の実験場とされ、その後内外のデベロッパーへの売り込みが図られる。これらの技術には室温・湿度／電力／水の管理やインターアクティブＴＶ(iTV)サービスが含まれる。この日はパイロット・プロジェクトとしてＯＰＨの新築サービス・アパート、オーチャード・パークスウィーツ(225ﾕﾆｯﾄ)に150万Ｓドルを投じて据え付けられたｉＴＶが実演された。この種のサービスは使用量に基づいて料金が徴収され、例えば映画フィルム1本に付き10.90Ｓドルが月末にテナントの請求書に追加されると言う。(ST,BT:11/14)