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2007-03-23 ArtNo.39239
◆地元IT企業、外部委託契約獲得競争で後れ
【ムンバイ】インドの大手情報技術(IT)企業は、ITサービス一式をまとめて提供する多国籍企業に太刀打ちできず、国内大型外部委託契約の獲得競争で大きく出遅れている。
ビジネス・スタンダードが3月22日伝えたところによるとAccenture、ACS (Affiliated Computer Services Inc)、CSC (Computer Sciences Corporation)、EDS (Electronic Data Systems Corporation)、HP (Hewlett-Packard Company)、IBM等の多国籍IT企業は記憶装置/データベース/サーバー/パソコン/ソフトウェア/インフラ管理などのITサービス一式をまとめて提供する総合力で、地元IT企業に大きな差をつけており、Idea CellularとIBMの6億~8億米ドルの契約やBharti AirtelとIBMの10億米ドル(子会社IBM Dakshとの契約を含む)契約を初めとして、インド通信業界の大規模な外部委託契約を総なめにする勢いを見せている。地元IT企業が獲得しためぼしい契約は2005年のTata TeleservicesとTata Consultancy Services (TCS)のグループ企業同士の契約にとどまっている。Tata TeleservicesはITインフラ管理全業務をTCSに外部委託する2億5000万米ドルの5年契約を結んだ。
ICTアドバイザリ企業GartnerのPartha Iyengar調査担当副社長は「世界の大手企業がインドの優良契約をすべて手に入れるのは時間の問題で、地元IT企業が国内市場の重要さに気づいた時は、すでに手遅れといったことも予想される」と指摘する。
インドにおける契約額5000万米ドル以上の外部委託市場規模は、22億米ドルと見積もられる。インドIT企業のなかでは、Wipro Technologiesが顧客リストに銀行数行をもち、国内の外部委託市場にすでに参入している他、HCL Technologies LtdとTCSもこの方面の事業を手掛けているが、Satyam Computer Services LtdとInfosys Technologies Ltdはやっと準備に乗り出した段階である。
国際会計事務所KPMGのPradeep Udhas氏は、「インドIT企業が、IBMやHPと競争するにはインフラ管理をスケールアップする必要があり、こうした規模の契約にはリスクと責任がともなう」と指摘する。
海外の外部委託市場でも多国籍6社が圧倒的だが、そのシェアは2002年の71%から2006年の46%に縮小した。インドIT企業のシェアは目下7%である。
過去最大規模の外部委託となった昨年9月のオランダABN Amro Bankの総額およそ22億米ドルのアウトソーシング契約では、TCS(US$2億6000万)とInfosys(US$1億4000万)がIBMやAccentureなどと並んでパイの一部を手に入れた。アウトソーシング顧問会社TPI (Technology Partners International)のGlobal Service Deliveryグループ・リーダーを務めるSiddharth Pai氏によると、外部委託契約はまだ未成熟な市場で、インド企業も総合的なサービス一式を提供する実力をつけつつあり、1、2年後が楽しみと言う。
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